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英国店終わり。水曜に書く

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ひとつ忘れていた、

とても大事な思い出で

書き留めておきたいこと。

 

日曜の夜、質素な夕ご飯を食べていたら外から花火の音が聞こえてきて

最後の一口を終えてもまだ鳴り止まなかったから思わずくつを突っかけてアパートの門を開いた。

すると若いほろ酔いの男の子4人組が走って

花火をさがそう!と

わたしもそれに便乗し走ってついて行った。

 

すると、ときどき使うバス停の前には子どもからおとなまで

たくさんの地域の人が集まっていた。

 

ビルに囲まれている周辺のイメージだったけれど、バス停のあたりは開けていることに初めて気がつかされて

そしてそのあたりでは音の原因をはっきりと目にすることができた。

 

空気の澄んだ、冬の花火

やっぱり花火はこれなのよ。

 

なんの花火だか、どこからの花火だか、

さっぱりわからないままだったけれど突然にできた会場は盛り上がっていたし、

 

帰りもみそびれてしまった近所のご家族と、こんな様子だったよ、とおしゃべりをしたり。

 

なんだか新潟に帰ったかのような、近所の人たちとの距離。

 

わたしのすんでいるところは場所で言えばド都心だけれど、町なみは、おだやかでなつかしくて温かい。それをからだをもって実感したのがあの花火の夜だった。

 

わたしは、最高の町で暮らしている。

 

そしてあと半年でこの町をたち、

最高の人と一緒に暮らす。

 

何かを選び何かから離れるのは

心が締め付けられるかもしれないけど

 

今が幸せだし、半年後もまた幸せになれば、

それでいい。それがいい。

 

とにかくこの町で過ごしてきた一年半は宝物。あと半年もひたむきにこの町を愛していこう。