2020

 

 

まもなく1年が終わります。

 

今年は、生きてきた中でもしかすると、

一番いい年になったかもしれない。

いい年というのは「楽しかったー」「嬉しいことばっかりだったー」という意味でなく、

愛や思いやりにしっかりと気がつけるようになったり、

自分がどこへ向かっていきたいかがしっかりと見えるようになってきたり、

深い意味で、辛いことも良きことも含めて

いい経験をたっぷりさせてもらえたという意味です。

 

ざっくり月ごとに振り返ってみると、

1月は体調が悪く幸先悪しな年初め。

悪い予感が頭を渦巻いていて、根拠もなく

自分が死にそうだとかオリンピックは今年できないだとか

ネガティブなことを吹いていた。(あながち間違いでなかったし。)

 

2月は少しずつその邪気を払って、ポジティビティを取り戻していった。

運動したり、ときめいたり、その頃あまりできていなかったことを

再開できるようになっていた頃。

 

3月は、段々と世間が不穏な空気に包まれていった。

今思い返せば、割とぎりぎりまで外に出て遊んでいたけれど。

そして、たこさんと連絡を取るようになっていたのも、

ちょうどコロナが日本で広がり始めていったあのころだった。

 

4月、一つ歳をとり、25歳に。

外に出る仕事は一切できなくなり、おうちでのレッスン業に絞り半分転職したような気分。

大好きな生徒がいて、お家からリモートでおしゃべりできる友達がいて、

家族のもと、暖かい家の中で暮らしができて、、、

テレビのニュースをつけることは心に真っ暗闇の影を落とすから

とにかく避けていたけれど、

私にとっては、悩みながらも踠きながらも

愛と温かさのある人生を歩めていることは本当にありがたく貴重な時間でもあったと思う。

 

5月、平日は引き続きメインのお仕事は英語のレッスンを、

空いている電車に乗れる土曜と日曜はお店に出勤してオンラインでのお届けのお菓子ボックスをひたすらに用意していた。

そして、たこさんと正式にお付き合いを始めたのもこの5月だった。

とにかく、ただ生きることに必死だったから

あまりはっきりとした記憶がないけれど

自分自身で、起きてヨガして走って仕事してご飯作って、の生活を作れていた時期だった。

しんどい時に、なかなか頑張っていたね。

 

そして6月、お店が再開して

久しぶりにいらっしゃるたくさんの大切なお客様に会えることは

本当に心から嬉しかったと思う。

ただ、その気持ちと外に出ることへのストレスや

電車の中の騒音や、ひとりの暮らしで困らなかったことが

急に元の生活に戻ると気に障る頃ばかりになってしまって。

おまけに6月。ただでさえ、梅雨の気圧が不安定な時期で辛いものなのに。

本当になかなか調子が悪くて

常にいろんなところが痛くて重くて

毎週のように、いろんな病院に行っては

次に体の別の部分が辛くなっての繰り返しをしていた。

 

最悪だと思っていた6月はまだまだマシだった。

6月の終わりに大好きなおばあちゃんのところへ足を運べたことが

ただひたすらに嬉しくて。

その反動か、7月は何もかもから気力を失ってしまい

変わらずずっと頭は痛いし、立っていることもしんどいことが

生きているうちの中のほとんどで。

いよいよずっと避けていた心療内科にも足を運んだ。

でもそれが、自分にとっては今年踏み出せた本当に大きくて大切な一歩だったと思う。

ただの対処療法ではなく

根本的に自分の体質、栄養バランスで傾きやすい調子に気がつくことができたのが本当に何よりもの収穫だった。

ここ10年くらいの不調がこれにまつわるものだったのかなと思うと

これまでよく頑張ってきたと思うし、

それから、ただ生きるのってこんなに体が楽なんだと、

今更なことにも気がついてしまった。

痛みもだるさもない体で普通に暮らせること、

私は今までこんな普通なこともきちっとできていなかった。

もっと早く気がついていればなあ。

でもそれでも「早くに気が付いてよかったね」そんな言葉もたくさんもらうから。

そうポジティブに捉えて、ここから先も気をつけるべきことが何かわかった私は

本当に大切な収穫ができたんだと思う。

 

8月、薬のおかげでみるみる調子が良くなった。

最初はひどい吐き気がつきもので体重もすごく減ってしまったけれど。

がりがりの自分に嫌気を感じつつ、

らくらく1日のお仕事を終えられる日も増えたのはとっても貴重なこと、そして大きな成長。

下旬にはたこさんと初めての山ごもり旅行も叶えられて

幸せに満ちていた1ヶ月間だったな。

 

9月はあまり記憶がない。

と、パッと思ったけれど

その所以は英国展の出店だ。

とにかく、思い出せない。笑

いつ頃なにをしていたかな。ただただ必死になっていただけだった。

でもやっぱり覚えているのは

普段のお客様がわざわざ混雑している百貨店に出向いて応援しにきてくださったこと、

大好きなお友達がケーキを買いに遊びにきてくれたこと。

夏頃は特に友達にあまり会えていなかった分、その喜びもひとしお。

初めてイートインの催事も終えて

やはりその場で、作って、提供して、食べてもらって、笑顔を見ることができるこの1連こそが

私がやりがいを感じられるものなんだと実感をする機会でもあった。

 

10月も毎日がただただあっという間で、

具体的に覚えているのはたった1日だけのこと。

みんなでコキアの公園に遊びに行ったこと。

そして夕方車の中で、結婚の話、これからの話、子育ての話・・・腹割ってできたこと。

あれは2020年の中でのハイライトだし

生涯の中でも、ずっと忘れられない大切な日になるだろう日。

 

翌月もまたバタバタと次の催事に入ってしまい

2019年も味わった9月の英国展後は一瞬で年末、これはまた今年も繰り返された。

でも11月は自分の中で大切な経験になったこともある。

自分でなんとか世の中に存在させることのできたレーベルから

(ブランドともお店ともまだとても呼べるものではない。)

お菓子のウェブ販売を無事にすることができた。

計画も準備も宣伝も製作も梱包も精算も、

最後の最後までゼエゼエしながらギリギリだったけど

自分でやり切ることができた。

と独りよがりなことを勢いでいってしまったけれどいけない。

決して自分の力だけでできたことではなかった。

場所を貸してくださったオーナー、

ハーブティの試作や販売を協力してくれたみくこちゃん、

喜んですぐに購入してくれた友達、

それだけでなく拡散してくれたり、お友達へのギフトとして購入もしてくれた方もいた。

今年の学びのうちの一つの大きなことだけれど、

どんなことでもひとりで成し遂げることは決してできない。

自分のこともそうだし、周りを見ていても痛感したことだった。

 

そして最後の12月、

大好きなクリスマスの季節に

大好きな空気の漂い職場で

たくさんのお客様を迎えることができた。

本当にありがたいことだし、

改めてその場を作り出したオーナーへの敬意を実感している。

毎日終えることに必死になってしまっていたのが今の反省。

結果として最後も、最後の最後まで責任を持って仕事をおさめることもできなかったし。

 

ちょっとこれは、お仕事統括でまた続きを。

 

 

一通り時系列で振り返ってみたけれど

上半期の投薬スタートを境に

物事がうまくいき始めたことを考えると

やっぱり何より、健康第一。

体がうまくいかないと何もかもダメだねって

シンプルなことを学んだ年だった。

(毎年感じてるけどねー・・・・・。)

うんちを真っ黒にして、不快感もたっぷり抱えながら飲み続けていた薬は

多少の成果を上げてくれたけど

まだまだフェリチン値はやっと妊娠OKくらいの値だし

なぜか血清鉄もとっても低くなっていた・・・。はて。

それから何年か前によく引っかかっていたHDLコレステロールもまた低いと。

これは食生活よりも運動が肝らしいので、21年、またイグナイトにお世話になって

整えていこうと思う。

 

そしてお仕事、

19年の終わりと変わらず

英語のお仕事と

ティールームのお仕事の2本が基本。

 

英語のお仕事は、去年の今頃にちょうど以前所属していた会社が倒産して

今年初めは当惑していたけれど、今はやっと軌道に乗れたかなというところ。

4、5月にレッスンを受けてくださる生徒様が増えて、1度そこで軌道に乗ったかなと

思っていたけれど、また学校も再開し、

特に11月の英検が終わってから、私も、生徒様も一息ついてる感じだった。

ただ、この時期だとやはり来年に向けての気合が入ってくるのか、

これまでランダムだったレッスン時間を固定で受け続けたいという方が

一気に3名も増えた最近。、(しかも1名は週2回のレッスン希望!)

これはこれは嬉しい動きじゃ。

そんなわけで、最近第2の良い軌道に乗れたかなという感触なので

このまま生徒の方々が喜んでくれるような授業を作っていかなくては。

そして何より、自分自身も感じた英語ができて人生が楽しくなったことを

たくさんの方とシェアをしていければ嬉しいなあ。

 

そしてティールームのお仕事。

さっきもちろっと書いたけれど

最近の反省は、ただ1日を切り抜けることが、毎日毎日の目標、生き方になっていた。

なんとも、ポジティブでない生き方、

もちろん丁寧に1日を終わらせることは大事で、

それさえできていなければいうまでもなくいけないことで。

でも、それだけを毎日の指標にしていくことは2021年はやめたい。

もっと自分自身で動けることを増やしたり

オーナーと一緒に考えて変えていけることがあったらして行ったり

もっともっと自分も主体となって

ただ毎日の波に飲まれるだけでなく

波に楽しく乗って、自分自身でも波を起こせるような。

抽象的だけれど、ただの一人の人間にはできない、

自分だからそこに意味がある、そうお客様からも周りで一緒に働いてくださるかたからも

思ってもらえるような存在になれたら、いいな。なろう。

 

そして、20年のよかったところは、

この2本のお仕事だけでなく

本当に小さな額だけれど

自分のお仕事で利益を出せたところ。

もちろんこれは。先述の通り周りの方の存在ありきだけれど

今まで挑戦もせずにいたことを

形にして、結果にすることができた。

小さいけれど、一つの自信になった。

来年もすでに少しずつ、自分のお仕事が決まっている。

これをすこーしすこーし拡大して

もっと良い形に作っていくこと。これが2021年の大きなテーマ、目標だ。

 

 

そしてもう一つのお仕事に関する精神的なことを。

最近、自分の仕事でもお店の仕事でも、

こりゃあいけない、時がついたことがある。

私、心の底のどこかで見返りを求めてない?ということ。

 

きてくれる

食べてくれる

言葉をくれる

 

〜してくれると私は喜びを感じるらしい、自分の日記を読んだり

日々の言動を振り返ったりすると、口癖かのように言っている。

 

もちろんこれで喜びを感じることはこれからも変わりないだろうし

やりがいではあり続けると思う。

ただ、なんとなくそれが

誰かのために何かをする!というのではなく

自分が喜ぶために誰かに何かをするという形に歪んでしまっていっている。

 

自分だけのために、そういうことをしたいんだっけ?

そうじゃないよね。

誰かがほっとできる時間を作りたい。

美味しいお菓子で綻ぶような笑顔を作りたい。

 

もっと純粋な気持ちに立ち返って、

自分がそれに対してできる力添えをしたい。

そういう気持ちを忘れずに、

自分にしかできないことを作り出していきたい。

 

 

これを書いててもそうだし、最近友達と話していてもそうだし

最近の自分はどこか自分を大事にしすぎ、守りすぎている傾向があると思う。

中3の時を発端に、追い込むことはやめようとか

大学受験の時も、一発試験の受験は避けようとか

無理することをやめよう方針が抜けなくて

(もう早10年経つし、中学生のレベルで「追い込む」なんて本当にちょろいものだよなあ〜、

いやもちろんあの時にストイック佐々木を抜け出してよかったと思うけど)

職場も自分が心地よいと思える場所を求めてここまで辿り着いたし

毎日の生活も一人で全てが快適だ〜と思える暮らしをしている。

それでいて、ちょっとでも自分の心にそぐわないことがあると

無理だ〜と避ける方針を考える。

 

逃げる、避ける、背ける、言葉を選べばどんなふうにも捉えられるけど

もう少し、もう少しだけ一踏ん張りをして

無理をしてみること、してみようじゃないの。

それでも無理なことだとか、

いろんなこともののバランスを考えた上で上手に避ける方法を考えるようにしていこうじゃないの。

なんでも快適なわけはないもの。

 

ここ2年ほどは本当に快適な職場、住環境、人間関係で

生きさせて貰っているのだから

そういうところでほんの少しコンフォートゾーンから外れてみる。

大人になるんだもの。

 

それが2021年の目標ね。

例年と少し違うでしょ?大人になるんだから!

 

そして、変わることといったら暮らし。

彼と一緒に暮らし始める予定、

籍を入れて法律婚をするのは2022年になりそうだけれど

もしかしたら事実婚状態にはして、旦那/妻の関係性にはしていくのかも!

そう言ったところの話し合いも含めてだけれど

彼とは今まで、どんなことでも感情的にならず冷静に話し合いをして

場合によってはお互いの妥協点を見つけ

うまく物事を進めてきた。

きっとこれから先はそういう機会がもっともっと増えるけれど、

話し合いができることが私たち二人の一番いいところだと自負しているし

それが今後の人生で本当に大事なことになっていく。

これからも友としてもパートナーとしても恋人としても

お互い最高の関係を築いていけるように、きちんと言葉にして伝えていくことを

欠かさないようにしていきたい。

そしてお互いの家族をもっと大切に思い、

仕事や考え方も尊重して

穏やかで楽しくて美味しい生活をしていきたいところ。

 

そういえば今年のとっても実りあることといえば

たくさんの人にであえたこと!

海外で経験を積んできたパティシエさんだったり、

建築家兼生き方のコンサルタントのお姉さんだったり、

アフリカオタクの面白い人だったり、

保育士の資格を持ちながらまちづくりを考えてバリスタしてる人だったり、

これまでの人生じゃ出会えない人にたくさん出会って、話して、自分の価値観を広げることができた。

今あげたこの方々はみなさん、たこさんを通して出会うことができた方々。

特に大きかったのは、彼の近所のパブの存在。

10歳弱年上の皆さんだけど気さくに接してくれていつも素敵な言葉をかけてくれる。

それでいて理想の家族像や店づくり像を目の当たりにさせてもらえる本当に素敵な環境。

お店をしながら子育てをするって、

もちろん体力のない自分には難しいことかもしれないけれど

できる人がこの世にいるんだ、

あるいは

それを相談できる人がいるんだ

そう思えるだけで私の人生に光が差し込むかのような希望が与えられた。

こうやって出会いを大切にして自分のものにしていくたこさん。

横でそれを見ていると学ぶべきことがたくさんある。

学べる人と常に横にいられるってなんて素敵なことなのかしら。

 

ただ、今年出会えたのはもちろんじんちゃんを通してだけでなく

自分自身でも素敵な人間関係をしっかり築いてこられた。

特に印象的なのは、何年も知り合いだったり、普通に仲良かったりな方々と

ぎゅっと近い存在になれたこと。そんな方が何人かいてくれた。

今年は本当に人それぞれの価値観が浮き彫りになるような年だったからね。

この人とはこんなことで共鳴できるなあと。

近寄ることができたり、

そして愛も変わらずずーっと仲良くしてくれる親友の存在もあったり。

 

あとは悲しいけれど反対に

ああやはりこの人は人を傷つけるのが得意だなと、

何かで包んで目を逸らしてきたことにしっかり目を向けて

自分から連絡を取るのはやめようと決めた方もいた。

もしかしたらその逆もあったのかもしれないね。

 

でもそれでいいんだ。

さっき、少しの無理をしてみると書いては見たけれど

人間関係、特に友人との交友関係に関しては

無理をする必要なんて一切ないもんね。

 

これはこれからも自分の信念を貫いて。

人にされて嫌なことはしないし

されて嬉しいことはどんどんする。

そういうところが自分と違う人とは決して無理に関わらない。

それだけのシンプルなルールに則って生きていこうと思う。

 

 

健康でいる

自分主体で仕事を進める

誰かのよろこび・癒しのためを想って動く

コンフォートゾーンを一歩出てみる

交友関係の広がり・深めを大切にするけれど、決して無理しない

 

この辺りが2021年の目標でしょうか。

 

 

今年は漢字を決めなくてもいいかなあ?

日記を書いて3年め、1、2年めとも「今年の漢字」を振っていたけど

今年は何を考えても「仁」ばかりが頭に浮かぶ。。笑(彼氏の名前。笑)

かれへの傾倒感が出てしまうことを避けたくて

「決めなくてもいいかなあ」と今書いたけれど笑、実際「仁」をたーっぷりかんじた年だった

 

仁 思いやり、慈しみ

自他の隔てを置かず。一切のものに対して、親しみ、慈しみ、情け深くある思いやりの心。

 

そうでありたいと心に置きながら仕事に向き合っていたし、

たっぷりの思いやりを感じ取った年だったから。

そして世の中にも、絶対憎悪よりたくさんの

愛や心配や思いやりがあふれていた年だったと思うから。

 

今年大切にしたこと、そして来年も大切にしたいこと、そういう意味を込めて

今年は「仁」の一文字を。

 

 

最後に2021年、欲望のままにしたいことを。

 

1 新潟にておばあちゃんが見られるような状況を作って、結婚の記念の写真を撮りたい

2 海外旅行は難しいだろうけれど、できるだけ自然に触れる機会を作る。月1の温泉かサウナは叶える

3 ひとり旅に出たい。まだ行ったことのない倉敷の大原美術館。大好きな京都の大山崎美術館

4 美しきものにたくさん触れる(美術館にたくさんいく!)

5 運命の家具に少しずつ出会いたい。あわよくばお家にも。これは2022ねんかな・・・?

6 日記をもう少しゆっくりと、詩的に残す

 

その辺かしら。

 

本当は

イギリスにたっぷりいきたい2020年でした!!!!!!!!!!!

おばあちゃんにもっと会いたい2020年でした!!!!!!!!!!!!!!

 

 

以上!!!!!!!!!

 

2021年もどうぞよろしくお願いいたします