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前回は日曜日に記録を残したんだった。

 

とすると、月火水の祝日と、土日のお休みとご褒美デイだらけの一週間だった。

 

生活の拠点を東京にもどし、大好きな空間に無事に戻ってくることができた。

今週は何よりもこの喜びが大きい。

 

一人で過ごすのは確かに孤独だ。

でもこの静けさは一人じゃなければ手に入れられないもの。

ひさびさに、心地のよい静寂に包まれて眠りにつくことができている。

一人になるとどうかと思ったけれど、

毎朝のヨガも、少しさぼる日もあるけれどランニングと、しっかりと続いているので

なんだかんだ自分を律しながら暮らすことはそんなに苦痛ではないのだと実感した。

 

むしろ律せずに時が経つ方が、苦痛を後ほど味わうんだろうな、私はそういうタイプの人間だ。

 

そして、祝日や土日で休みの日を多く設定した一週間だったけれど、

幸せだな~と思える時間をたくさん過ごすことができた。

 

(自分のために残している日記だから忘れたくないために書くけれど

コロナの対策は十分にしたうえでの逢瀬です。)

 

特にハッピーだったのは、横でペースメーカーをしながら私のスピードに付き合ってランニングをしてくれたこと。普段一人のランニングだと3キろか、2キロ+少し休憩+2キロのような走り方をしている。けれどこの日はしっかりと横で管理してくれる人が付いていたから、とまることもなく、作ってくれるペースを頼りに一定の速度で休まず4キロ完走することができた。

休みの日にしか会わないから一緒にだらけてしまうことが多かったけど、この日はお互いシャキッとできて、本当に気持ちのいい達成感のあるランニングだった。

 

夜はお互いキッチンで、それぞれの得意分野を持ち寄って、おいしさ自慢をした。

走って、だらけて、お茶して、おしゃべりして、つくって、たべて。

いろんなことを共有して、こんなにこころから楽しめることってなかなかなかったな。そう思わせてもらっている。

 

次の日は、嬉しいことに久々の職場での勤務。

通常時よりも少し遅めの出勤だったからのんびりしていたら、遅刻寸前危うい状況に。そんなときでも、全部わたしのことを優先してくれて、「シャワーしてきなー」といってくれて、その間にパンをトーストして、(しかも私の口に合わせて小さくカットしてくれて!!)、前の日に用意したランチボックス忘れないように声をかけてくれて、スープも温めてくれて。

前の日に、日曜日だから朝は寝ててね、見送りはいいからね、といったことばに「ありがとー」と返してくれたのに、結局改札前まで、見えなくなるまで手を振ってくれていた。

 

こんなこと、ある?

 

初めの勢い、そのようなものにすぎないのかもしれないけれど、少なくともここまでの愛と心遣いと思いやりとを一気に感じたことってこれまでになかったから、無駄にせず大切にしたいと思ったから、いつか思い返したときにこの時の感情が参考になるように、恥ずかしいし不謹慎だしうざったいとおもうけれど、残しておくことにする。

 

 

それでもまだどこか、ないものねだり、手に入らなかったものへの執着や未練を手放せない自分がいる、これに対しても背いたりせず、受け入れて消化していけたらいいなあ。そのためにも、今手元にあるものがいかに温かくて、普通であれば手に入りにくいものなのか、自分自身にしっかりと言い聞かせたい。

 

こんな風にしてもらえること、もう二度とないかもよ。

 

大切にしなきゃね。