9

 

春が、春がぶわぁ〜っと舞い込んできた日があった。

 

お店の新しいディスプレイ、新しいケーキ、新しいスタッフ、新しいプロジェクト、、

新しいがぎゅっと詰まって、かつお日様サンサン、新しいブラッドオレンジのケーキのようにジューシーで輝かしい「春」の訪れを感じた瞬間でスタートを切ったいい1週間だった。

 

相変わらず毎日心が明るくて、晴れやかで、身体も元気。

毎日をすっきりスタートさせるフローヨガにも出会って、2月の頭の計画通りどんどん睡眠時間も短くコントロールできるようになっている。

 

いい感じ。いい感じ。

 

 

死ぬほど嬉しい言葉を頂いたのも確か今週の始めだった。

奥深いスコーンの話をオーナーとしていた朝のこと。

「今までいろんな人にスコーンを焼いてもらってきたけれど、わたしはりささんの作るスコーンが一番好き、りささん以外には正直焼いてもらいたくないの、正直自分のもいやなの」

 

「…!!!?!??」

 

となってしまうほどの、嬉しくて、誇らしいことば。

 

更なる言葉を残しておくのなら、形が本当にきれいなの、と。なぜここまで褒め倒されたのか、わからないくらいの言葉を次々にいただき、いまだに消化ができていない…

 

「本当に美味しそうに焼くね〜」

スコーンだけじゃなくって、ランチのメニューの目玉焼きや焼いていたら横でこんなお言葉も。まさか、目玉焼きについてまでもこんなことを言ってもらえるなんて…!

 

あとは発酵も焼き具合も温度も半年近くずーっと試行錯誤を繰り返してきたクランペットが最近ようやく安定感のある出来になってきて、初めて自分で全体的に満足のいくような仕上がりにできた日があった。

 

今週は言葉で自分のやっていることを認めてもらえたり、自分自身の手応えで成長を感じたりと、自分が毎日何を頑張っているのかを可視化し再認識できた週だった。

 

なんとなくだけど、自分の食べ物を作る時に持っているセンスみたいなものにも少し自信を持ってもいいのかな、とちょっとだけ、ちょっとだけど自信が芽生えたような瞬間も味わった。

 

前にも長々と書いたけれど、感覚が過敏で不便する面もこれまで多くあったけれど、そういう部分が食べ物の香りや味付けに少しは生きている気がする。そんなことにも自覚が芽生えた。

 

作ることが楽しくって、夕飯も久々にきちっと彩りも考えて食べ物らしい食べ物を作った。

連日晴れ続きだったのに久々のグレーの空に体が重かった日、たっぷりのカラフル野菜を取り入れてかじきと合わせて白ワインで味をつけた。

うんうん、野菜のチョイスも味の具合もちょうどいい。仕事後帰宅直後のディナーにしちゃ、自分を褒めてあげたくなるようなもの。

かじきを食べ尽くして野菜だけが残った後も、トマトジュースとツナと卵と合わせて洋風チャーハンにしてアレンジをした。

 

うん、これが楽しいんだ!

 

美味しいを作って、それをさらに活かしてあげること。

 

いつもは人が遊びにくる時にしか凝った料理は作らないけれど、普段からこうやって自分だけのためにもほんの少しだけ時間を割いて美味しいものを用意してあげるのも、すごくいいことかもしれない。

 

身近なもので献立を作るってお金のかからない最高の楽しい遊びね!。

 

 

 

こんな呑気なことをつらつら書いていたけれど、世の中の空気は不穏でぴりぴりしている。

わたしは関係ないとずっと思っていたし今も大いにそういう部分はある。

 

こういう時だからこそ人間の本質が見えてくる。(本質でなく一つの側面に過ぎぬものであればいいと願うが)

 

買い占めを批判する人が平気で同じものを探し求め買いに行く。あれあれ、それが買い占めですよ。

不安を煽るマスコミや熟考に欠けたことがあまりに見え見えな急な判断を下す政権。

 

うーんどうなってしまうのかしら。

 

それから収束なのかしら終息なのかしら。ずっと前者だと思ってたけど今日NHKのニュースは平気でどっちの漢字も使っていた。どちらなの?。

 

とにかく、混沌としている。

 

コロナに関して何が言いたいかっていうと、大した言いたいことはない。

 

けれど、わたしは惑わされたくないし、揺さぶられたくない。

自分と画して、関係のない世界の話と捉えているけれど、暫くはそれでいこうかな。

 

 

 

いろいろ今週も書きたいことがあったけど、眠い。充電切れ…中途半端。かける時に追加でもしましょう